東北の紅葉と温泉、そして秋の味覚を
たっっっぷりと6日間、ゲップが出るほど楽しんできました。
四山ともほぼ予定どうりの行動が出来、またレンタカーでの移動なので、途中寄り道も織り交ぜながらの、思い出深い山旅となりました。
先ずは、八幡平へ。
茶臼岳から八幡平へ約3時間ほどのトレッキング。
天気も色付きもイマイチだったが、伸びやかな八幡平の森をのんびり楽しんだ。
八幡平の縦走を終え、アスピーテラインを秋田方面へ下り、途中「大沼」の紅葉を楽しむ。
この後、十和田湖、奥入瀬渓流を経て、秘湯「谷地温泉」へ
2山目、八甲田山。
本日も曇り時々雨。生憎の天気だが、紅葉は素晴しい。
先ずは睡蓮沼に立ち寄り、予定を変更し、八甲田ロープウェイ~田茂萢岳~毛無岱~酸ヶ湯へ下るショートコースにした。酸ヶ湯に下山した途端本降りとなる。
正解だった。
睡蓮沼から望む高田大岳。
ロープウェイを利用し、ガスガスの八甲田ゴードラインを歩き始める。
いよいよ、本日のハイライト、毛無岱へ下る。
上から見た毛無岱の景観も素晴しいが、
降りてきた登山道を振り返ると、そこも極上の錦織だ。ガスで視界悪くやや残念。
下山後、津軽黒石こみせ通りで、古き良き街並みと、地酒に、本場津軽三味線のライブを楽しむ。間近に見る津軽三味線の迫力に感動。
本日の宿は、岩木山の麓の温泉民宿。
心尽くしのお袋の味と、地酒と、温泉で、極楽ゴクラク!
3山目。岩木山神社から登る。
視界は悪いが、頂上から中腹にかけて錦繍の森だ。
中腹の森は、アケビ&山ぶどうが鈴生り!
中高年の狩猟本能が目覚め、皆、気付いた時には持ち切れないほど収穫していた。
民宿の晩飯に、あけびの皮の部分を炒めたおかずがあったので、下山後、民宿のおばちゃんに持っていったら喜んで貰ってくれた。
4山目は、藤里駒ケ岳。
登る前に民宿近くの十二湖に寄り軽く散策。ここは、神秘的なインクブルーで有名な青池ほか、大小様々な湖がブナの原生林に点在し、白神の森を気軽に楽しめる。
藤里駒ケ岳は、白神山地の南端(秋田県)に位置する。
アプローチは、やや遠いが、途中には原始の森を散策できるコースも有り、山と併せて楽しめば、たっぷりと白神の森を味わう事ができる。
登山口から約3時間ほどで周回できる。
熊色濃い~っ。
ジャランジャラン鳴らしながら行こう。
展望好し。
ピークからは白神の「青い山脈」が重畳と続く。
下山後、民宿へ向かう途中、岳岱自然観察林を歩いた。
ここは、巨木や巨岩を縫うように約1,8㎞の歩道が続いており、白神山地の世界自然遺産に登録された立ち入り禁止地域の疑似体験が出来る数少ない場所だ。
森の生気がみなぎっている。
森の生気で充電したあとは、森の恵みで超満タン!
比内地鶏+新米秋田小町のきりたんぽ+天然まいたけ+その他色々。
本日収穫した松茸の土瓶蒸し、 天然鮎。
民宿の老夫婦は、「本当にいい食材を味わって貰いたいから…」と。
朝飯も、1人づつ新米の秋田小町の炊きたてをおひつに。
ごはんのみでも十分マンゾクだが、その他色々、朝から太鼓腹状態。
ご飯があまりにウマイので、残ったご飯を握り飯にしてもらった。
暖かい老夫婦の人柄で、皆さんの心も満タンになったのでした。
東北の紅葉と温泉、第2弾。
磐梯高原を中心とした、上記3山を巡ってきました。
磐梯高原あたりの紅葉にはまだ早かったのですが、山々は、今が盛りとばかりに錦の競演を披露してくれました。
浄土平を出発し、酸ヶ平に広がるチングルマの紅葉。
ここから、一切経山へ向かう。
一切経山からは眼下に、五色沼が。
再び、酸ヶ平へ戻り鎌沼を経て、東吾妻山へ木道を進む。
鈍頂の東吾妻山への登山道。
東吾妻山から浄土平へ下る。
噴煙の上がる山裾に、豊饒の森が広がる。
15日は、まず五色沼の約1時間ほどの散策からスタート。
神秘的な色の沼と景観に、しばし立ちすくむ。
磐梯山登山道の途中から、磐梯高原 桧原湖を俯瞰する。
八方台登山口から30分程の、中の湯跡。
有毒ガスが発生する為、今は廃墟と化す。
視界悪く、残念ながら頂上からの展望は得られず。
最終日、安達太良山。
ものすごい人出。ロープウェイ駅からの登山道は狭い為、登山者は1列になって数珠繋ぎ状態で安達太良山頂へ向かう。
天気予報は晴れだが、寒気の影響で頂上付近は霧雨。
山裾には、紅葉の絨毯が展開する。
奥岳自然歩道の美しい散策路を下る。
下山後は、紅葉シーズンの為、広大な駐車場も満杯状態となっていた。
霧立越 縦走路を歩いてきた。
文字通り霧の縦走路を、扇山避難小屋に泊まり往復する。
縦走路は、昭和11年頃まで、熊本県馬見原から平家の里椎葉への牛馬による物資輸送の道だった。
この縦走路と並行するように、谷を挟んで対面に位置するのが、向霧立と云われる国見岳~五勇山の縦走路だ。
血管のように、生命力みなぎる枝が伸びる。
美しい林床。
鹿の食害から守る為のネットが、要所要所に張られている。
景観を損なうが仕方ない。
復路の向坂山にて。
深く静かな森を、
じっくりと味わいつつ、下山した。
平家の落人達がひっそりと暮らしていた
秘境の谷間に、多分、当時と変わらぬ
静寂の時が流れていた。