今年のGWは、三里河原で幕営し、翌日、瀬戸口谷経由で夏木山往復後、喜平越へ縦走というコース。 更に新百姓山の往復。
三里河原周辺は、まさに大人の遊び場である。
天気も上々!
森の新緑も賑やかこの上ない。
大崩山荘付近から小積ダキ。
大崩山荘は、意外と利用者が居なかったし、テントも張られていない。
殆ど日帰り登山か?
我々は、の~んびりと吐野の幕営地へ向かう。
明るいうちに晩飯を済ませ、焚き火を囲みイッパイやる準備!
吐野の谷間に、三里河原の瀬音が響き、
酒と焚き火と笑い声で、至福のひととき。
翌、4日。
今日は、瀬戸口谷を溯り、途中、要山分岐より夏木山往復~喜平越下山。
瀬戸口谷の単調な溯行を約1時間強、写真の黒滝を越えると間も無く要山分岐だ。
滝右側のロープを頼りに越える。
分岐の谷には、明確な標識などは無いが、テープやケルンがチラホラ有る。
地図で確認し、稜線まで約100m程の標高を登る。
夏木山を往復後、更に2時間弱で喜平越に到着。
喜平越までの稜線は、大崩の岩峰群とアケボノやシャクナゲ等の花々やその他の山並みを眺めながらの快適な道程だ。
下山後、祝子川美人の湯でサッパリして、焼肉中心にその他諸々にて宴会モード突入。
暑い位の好天となり、風呂上りのビールが最高!
5日。今日もいい天気!
杉ヶ越から新百姓山~桧山を往復する。
この山は、頂上周辺のアケボノツツジと周囲の山並み展望等を期待していたが、良い方に裏切られた。
登山口の杉ヶ越神社の手前に、「森林セラピーロード」の看板があった。
何を今更と思いつつボチボチ進んでゆくと、わざわざ看板を設置する意味がわかった。
ある程度標高が上がった所から、まさに美しい森林の見本である。
花よりも何よりも、この森林のみを味わいに来るだけの価値は有る。
モノの見事に手入れが行き届いたと感じるほど、キレイな森でした。
黒獄荘をスタートし、前岳~高塚~天狗往復~風穴~雨堤経由で黒獄荘へ。
新緑の森をたっぷり楽しんできました。
黒岳の森は、何度行ってもヤッパリ イイですね!
「カツラのもと」という所です。
とても立派な桂の木です。
静かな森にやさしく包まれてる感じです。
26日。
今回は、この花「五葉つつじ」=(シロヤシオ)と新緑の森を楽しみに行ってきました。
名野川登山口から筒上山分岐~手箱山~氷室分岐~名野川登山口というルート。
名野川登山口から筒上山へ登るルートは、稜線手前の1450m付近に群生する、この五葉つつじを楽しむ為に作られたと、民宿の奥さんから聞いた。
なるほど、森も素晴しいが、更にそこに、まさに咲乱れる清楚な純白。 ウマく表現できないが、現場では、「うぉ~」とか「わぁ~」とかの感嘆詞しか出てこない。
この周回コースで、約7時間+α。
このルートの魅力は、ナント言っても登山口側の原生林。
モチロン稜線上に展開する景観やアケボノツツシやミツバツツジ等の花々も良いが…。
五葉つつじのシーズンは、5月下旬からなので、アケボノツツジが終わってからとなるが、稜線にはアケボノがチラホラ残っておりダブルで楽しむことが出来た!
登山口からスグに、こ~んな感じです。
登山道がバッチリ整備され過ぎても興ざめだし、これくらいの感じが丁度イイ!
苔むしてとても滑りやすいです。
周りの森がきれいなので、ついつい足元がおろそかになります。
標高が上がると、足元がクマザサに覆われた広葉樹林のイ~イ雰囲気になります。
そして、まもなく五葉ツツジの感動的な森に。
花が白ので、背景の白色と重なり若干分かりにくいが…。
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五葉ツツジの森から、氷見ニ千石原 遠望。
手箱山への稜線上から瓶ヶ森。
手箱山から吉野川源流域の悠久の森を俯瞰する。
氷室分岐から名野川登山口に下るルートは、あまり利用されていない。
暫くは、クマザサを掻き分け不明瞭な、微かな踏み跡を地図コンパス便りに進む。
明確な尾根に乗ると踏み跡もシッカリしてきて、シャクナゲだらけの森を下ってゆく。
複雑に絡み合った檜とヤマグルマが、より一層山深さを演出している。
沢に出て、2度ほど渡渉する。
魚影がとても濃そうだ。
むせ返る様な新緑の源流域。 竿を振ってみたい!
この新緑の中!!
登山道の感じも最高!!
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27日。
松山ICの隣、川内ICで降り、お皿を伏せた様な形の皿ヶ嶺へ向かう。
市街地から近く手軽に登れるので、広く一般に人気のある山だ。
今回は、水の元登山口からスタートし周回する。
登山口へ向かう車窓からは、全く想像すらしなかった。
市街地からホンの僅かな距離に、こんなに大きな森があるとは!
皿ヶ嶺は、調べれば調べるほど、花の宝庫であり多くの登山者に愛されているのが良く分かる。
上林峠。
ここまで、桂の木が林立する涼やかな森を、上の写真の花々を楽しみながら歩く。
ここから、画面後方へ陣ヶ森を往復の後、前方の急な階段をひと登りで、皿ヶ嶺の台上へ。
樹高はさほど無いが、快適でフラットな登山道が竜神平まで続く。
モミジが多く、秋にも是非訪れたいと思った。
美しい森が突然開けると、そこが竜神平だ。
やや盆地状になっており、昔は湿地帯だったそうだ。
そして、竜神平の避難小屋のある、憩いの広場へ向かう。
この木陰で昼飯にする。
昼寝をするのにもってこいの場所だ。
皿ヶ嶺の台上は、まさに俗世とは隔絶された感のする素晴しい空間だ。
老若男女、この空間をゆっくりのんびり楽しんでいる。
皿ヶ嶺頂上から南側に、久万高原の展望が広がる。
さて、ここから一旦、竜神平らに下り、風穴登山口へ下山する。
途中、「森のフラダンサー」やヤマブキソウなどを楽しむ。
なるほど、森のフラダンサーとは言いえている!
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途中の森も、とてもイイ!
更に花々を堪能しながら、風穴へ向かう。
風穴からは常に冷涼な空気が噴出しており、ヒマラヤの青いケシ「ブルーポピー」が育てられている。 初夏には美しい花が見られる。
市街地に程近い「別天地」は、秋にも是非訪れたい!