広島県の芸北地区、八幡高原周辺にはとってもいい山々が点在し、四季を通じ楽しめるお気に入りの場所だ。
今回は、その懐に聖湖を擁し、紅葉の季節は北米の森に居るかのような、そんな静かな森歩きが楽しめる、聖山~高岳へ。
周回コースで約4時間ほど。
高岳頂上で展望が開ける他は、概ね美しい森歩きとなる。
こんな感じの道をサクサクと行く。
落ち葉の絨毯が、足のマッサージをしてくれてるようだ。
柔らかな陽射しに、森も優しい感じに照り映える。
高岳山頂から聖湖を望む。
終始こんな森歩きが出来て、とても贅沢な時間を過ごせた。
次回は、聖湖畔でゆっくりキャンプして、もっと贅沢な時間を享受しようと思う。
この湖畔で、
焚き火とウィスキーがあれば…。
福岡・熊本・大分県境に位置する。
縦走路は、時折展望が開け、新緑・石楠花の頃もなかなかいい。
鯛生金山側からアプローチし、宿ヶ峰尾峠登山口から往復するのんびりコース。
この時期、屋久島では“首折れサバ”が揚がる。
鮮度を保つ為、捕れるとスグに首を折って〆るのである。
屋久島上陸初日は、プチ観光とスーパーで首折れサバの刺身を買って、きれいな海を見ながら昼飯。
翌、24日、本富岳へ。 天候は、小雨。
本富岳の醍醐味は、なんと言ってもそのピークからの大海原の大展望だ。
が、しかし生憎の天気で意気消沈気味にスタート。
本富岳頂上に着くと、辿ってきた尾根が一幅の水墨画の様になり、やがてガスが取れ次第に晴れてきた。
我々を歓迎しているかのように、絶景を披露してくれた。
26日、愛子岳へ。
この山は、原生林という雰囲気にはやや欠ける物の、モッチョム同様、大海原の展望から屋久島中心部の山岳の展望が素晴しい。また、顕著なピークの姿形にも惹かれる。
愛子岳のピークが望める辺りまで単調な登りが続く。
時折、海が望めたり、自生の白い山茶花などを楽しみつつ…。
こんな感じの道を進み、
その名前に似つかわしくない、男性的な岩のピークが目前に開ける。
頂上直下は、急な岩場の登りが続く。
太忠岳の尖頭から黒味岳~宮之浦岳の稜線が見渡せる。
27日、最終日は、太忠岳を登り12:30のフェリーで帰る予定の為、夜明け前より行動を開始する。
ヤクスギランドの森が、神々しい朝日に燃える。
朝日が、老木を芸術的な色に染め、深~い森が目覚める。
森の樹高が低くなり、やがて太忠岳の岩塔が姿を現す。
天を突く巨大なオブジェ。
いったい、ドーしたらコーなるんかなー、と、ツクヅク見入ってしまう。
太忠岳は、そのピークは勿論、その懐のヤクスギランドを含め、とても見応えのある森が魅力だ。
我々の下山中、老若男女ゾクゾクと登ってくる。
お手軽に「屋久島」の味を堪能できる、好ルートだ。
下りも、森をジックリ味わいながら歩いた。
“大いなる物”からは、表現し難い興奮や感動をいただける。
この覚醒作用を求めて、何回行ったかな?
今回も、とても充実した屋久島だった。